自然災害調査士

防災意識と実践

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 防災の意識や知識を持つことは必要ですが、それだけではなく実践して初めて活かされることが多いと思われます。まずは、防災・ハザードマップなどで知ることからはじめ、こちらの「防災ピクニック」「防災VR」「避難訓練」で防災を体験してみましょう。

防災ピクニックを実践しましょう

 みなさんは地震、津波、洪水など災害への備えはできていますか?ご自宅に防災グッズや非常食などを実際に用意しているのは、2人に1人だそうです。また、災害時には慌てずに避難し、防災グッズなど正しく使えるでしょうか? 少しでも心配になった方は、実際に避難所まで防災バッグを背負って歩き、非常食を食べる「防災ピクニック」を実践してみてください。

 前もって親子で「防災ピクニック」を体験することで、防災を身近に感じられることが目的です。また、災害はいつ起こるかわかりませんし、発生時にお子様と一緒とは限りません。発生時にお子様だけの場合、一人でも避難出来るようにしておくことが必要だと思います。

 ではどのように行うのでしょうか? 手順をまとめてみました。

①防災マップを見直す。

お住いの市町村で配布されている、防災マップやハザードマップを確認しましょう。そして、どの道で目的地まで向かうか避難経路を確認します。

②災害発生時の家族ルールを決める。

災害発生時バラバラだった時の集合場所、安否確認の方法などを家族で話し合って決めましょう。

③防災グッズを確認する。

防災グッズは必要なものを厳選しましょう。お子様用のリュックも用意してください。

④ピクニック当日、目的地まで歩く。

災害時は倒壊した家屋や塀などで、自動車や自転車で避難するとかえって危険です。ピクニックでも実際に歩いて経路を確認しましょう。道の途中、「地震が発生した場合に危険な物や場所」をチェックしながら歩きましょう。

⑤目的地で非常食を食べる。

乾パンや缶詰、レトルト食品など用意した非常食を、実際に開封して食べてみましょう。味や食べ方についても話し合いましょう。

⑥帰宅後、はピクニックのことを振り返る。

再度、避難経路を確認したり、危険な場した記録した地図を作りましょう。定期的に見直すことも必要です。

いかがでしょうか?

 災害はいつ発生するかわからないですし、避難や避難所生活がまったく初めてになる方が多いと思います。晴れたお休みの日には「防災ピクニック」で避難をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

<参 考>
アクティブ防災

VRを活かした防災

 現在、家庭にも普及しつつあるVR(バーチャル・リアリティ)を活用した避難訓練や防災を体験できるサービスをご存知でしょうか? 気軽にスマートフォンや体験できるものから、本格的な機材でリアリティを追求したものまで様々なものが開発されていますので紹介します。

防災訓練用VR

VRヘッドマウントディスプレイを使用し、火災が発生し黒煙が充満する室内からの避難を体験することが可能。本年9月1日より11月30日までの期間限定で、レンタルキャンペーンを実施するそうです。
詳細はこちら→防災訓練用VR

防災VR/火災編

防災イベントや防災教育の目的で開発されたVRコンテンツです。消化器を扱い消化訓練や、火災の発生した部屋からの避難、火災の怖さを改めて学べる啓蒙的するコンテンツなど3種類がライナップされています。
詳細はこちら→防災VR/火災編

津波体験ドライビングシミュレーター

情報メディア学科 板宮朋基准教授が、第1回VRクリエイティブアワード2015の「インタラクティブ部門賞」を受賞したコンテンツです。コンテンツ内ではドライブ中、高さ1mの津波が迫り、あっという間に冠水、エンジンが停止し流されていくまでを体験できます。
詳細はこちら→津波体験ドライビングシミュレーター

VRscope for ハザード

凸版印刷で開発された防災訓練支援サービスです。自治体の水害ハザードマップと連動して、居住地域の被災状況を疑似体験できます。
詳細はこちら→VRscope for ハザード

 VRとはいえ、災害や避難などを体験することで、実際の災害時にどのような行動を取ればいいのか、学ぶことができます。一部の小学校ではすでに、VRが避難訓練として活用されています。これからさらに普及が見込まれるVRが、防災・減災に役立つことが期待されます。

緊急地震速報を利用した訓練の実施

 学校などの公共の施設などで避難訓練を行ったことが皆さんもあるかと思います。以前は火災を想定しての避難訓練が多かったですが、現在では緊急性が高いとして地震を想定しての避難訓練が増えています。2011年の東日本大震災から時が経ち、速報のアラームもめっきり聞き慣れなくなり、以前同じような緊急対応が今もできるでしょうか?ですので、いつ発生するかわからない大規模地震に備え、訓練をすることで円滑に避難できるようにしましょう。

 気象庁のホームページでは、「緊急地震速報受信時対応行動訓練用キット」が用意され、いつでも避難訓練を行えるようになっていますので、こちらの活用をお勧めします。もちろん学校だけではなく、普段は訓練を行わないような、ご自宅や職場など様々な場所で行うことも可能です。ですが、実際の緊急速報のアラームを使用する場合には、周り誤解を与えないように配慮しましょう。

 訓練後は、家族や職場内で感想ややってみての感想を出し合い、安全に避難できたか、気がついた点などを共有しましょう。また、訓練が繰り返し行うことが大切です。定期的に行うことをお勧めします。

↓緊急地震速報受信時対応行動訓練用キット(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/kunren/kit1.html

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