建設・不動産業界に新しい資格『自然災害調査士』

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協会からのおらせ

 一般社団法人 全国自然災害家屋調査協会は、建設・不動産業界向けの新たな資格として『自然災害調査士』の運営を開始し、1年が経過しました。この一年で会員数も順調に伸び、一般の方の自然災害・防災への関心が高まっていると感じます。

 昨今、台風、竜巻、集中豪雨、突風、地震などの天災によって引き起こされる家屋への被害は、増加の一途を辿っています。我々の生活になくてはならない家屋は、常に日光、風、雨などにさらされ、住人が気がつかないうちに被害を受けている可能性が高いのですが、それらの自然災害により損害を受けた家屋に対する被害状況の調査・診断には、明確な判断基準と高度な判断能力が求めらます。

 家屋の破損箇所ひとつとっても、台風による被害なのか、または経年劣化なのか、地震など他の自然災害による被害なのか、などその被害の状況によって修繕方法や修繕費用が異なる場合があります。今までは、建築と自然災害の知識に熟知し、それを正しく判断してくれる専門家がいませんでした。

 家屋の住人は調査・早期修繕の必要性を知る機会がなく、自然災害により蓄積される家屋の損害に気づくことができず、結果的に甚大な被害へと拡大することで莫大な修繕費用となり、生活の大きな負担となっていました。また、建築・不動産業界内においては、専門家がいないため自然災害の調査・診断が難航し、現場では現状にストレスを感じており、機会の損失が多々発生することもあります。

 こういった経緯から、家屋に対する自然災害の専門家『自然災害調査士』の認定制度を2016年4月1日より当協会が運営を開始しております。この資格により、自然災害被害による適切な家屋調査を行うことで、被害箇所の早期修繕、火災保険申請のアドバイス、修繕業者の紹介など、家屋の住人が安心して生活できるようになります。

自然災害被害の鑑定士「自然災害調査士」とは?

 自然災害調査士は、民間及び企業が所有する建物が受けた自然災害の被害に対して、明確な基準を持って調査・診断・助言を行い、その診断によっては自然災害の被害を受けた証明である『自然災害認定書』の発行を当協会に依頼することができます。

 資格取得者の想定する位置付けは、民間で活躍する自然災害家屋コンサルタントです。他にも、災害時には専門的知識を活用して、建築に従事した中小企業や行政を繋ぐパイプ役、または適切な家屋修繕の活用支援等、幅広い活動を行います。

 「全国一律の自然災害による家屋被害の明確な基準の作成」という社会的責任を果たすべく、各業界の専門家を顧問に迎え、自然災害に関する体系化された知識を誰でも無理なく修養可能な教育課程を作成しました。全教育課程を修了後、認定試験の合格・協会への登録をもって「自然災害調査士」としての歩みが始まります。

資格取得による意義

【建築・不動産業者・保険代理店にとって】
・自然災害に対する明確な判断基準獲得により適切な調査
・診断・修繕が可能
・自然災害による家屋修繕の機会損失をなくすことが可能
・社内に資格認定者を常駐させることで、企業は新しい集客窓口を獲得
・保険商品販売時、販売後の際に適切なカスタマーサポートが可能

【一般的家屋の所有者にとって】
・日々蓄積し続ける自然災害による家屋への被害拡大阻止が可能
・自然災害による家屋損傷に対して適切な調査
・修繕依頼が可能
・適切なメンテナンスの必要性の理解と実行により家屋の長期的維持が可能
・資格取得により、自然災害家屋調査士という新しい独立の道が開かれる

資格の将来性

・自然災害調査士という新しい仕事、市場の創出
・潜在的な顧客の発見と受注による新たな市場の開拓
・全国の自然災害に対する明確な判断基準の確立による社会貢献

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