いつ、どこで災害が起こるかわかりません。
いざ大きな災害が発生した時に必要となるのが、水や食料などの災害に備えた備蓄品です。
市町村などの自治体が備えているもの、学校などの避難所として備えているもの、役割と中身について、紹介していきましょう。
防災倉庫とは
防災倉庫とは、災害に備えて備品を事前に準備しておくための倉庫です。
災害大国日本では、大規模火災や地震、水害により、多くの命が失われた経験から、日本各地にこのような設備があります。
いずれも、火災、震災、洪水などに強い構造をしており、被害を受けにくい場所にあります。
この防災倉庫が、災害発生時に被災者の命や財産を守り、物資を提供するという大切な役割を持っています。
最近では、関東から東海にかけての地域など、東海地震や東南海地震といった、大地震が予想される地域では、企業などでも、独自に防災倉庫を設置するところもあります。
防災倉庫の役割
防災倉庫の最大の役割は、被災者を守り、助けるための活動の拠点として使われることです。
倉庫の中に入っているものについては、後述しますが、企業や自治体が防災倉庫を拠点にして、復興活動を進めたというニュースも、過去の災害時にもありました。
たとえば災害発生後、安否確認などのため、学校などの一時集合場所に集合します。
そこから自宅に被害がない場合は、自宅に帰宅できますが、帰宅できない場合は、防災倉庫にある非常食を食べることで、次の活動に備えることができます。
また、けが人がいる場合は、救出救護搬送に必要な機材なども入っているため、それらを使って救助に向かいます。
このように、防災倉庫の役割は、被災者の食料や、生活必需品の供給もですが、被災者の救援救出のための道具の保管もあり、活動の拠点として大切な役割を持っています。
防災倉庫の中身
防災倉庫は、その場所によって若干役割が異なります。
学校などの避難所にある防災倉庫と、自治体などが管理する、防災倉庫では異なるようです。
それぞれの、防災倉庫の中身を紹介します。
学校の防災倉庫
学校は災害時、一時的に多くの人が集まってくる避難所として使われることが多い場所です。
ですので、避難所を運営していくのに必要な物資がそろっています。
・毛布
・非常食
・発電機
・投光器
・非常用トイレ
自治体の防災倉庫
自治体では、避難所としても使われますが、そこを拠点として、被災者の救援に行くことも多くあります。
災害時に人を救助するために使う道具など、必要なものがそろっています。
・消火用ポンプ
・担架
・バール
・ジャッキ
・バケツ
・ロープ
まとめ
災害から自分たちの身を守るには、日ごろから自分たちで備えておくことが大切です。
防災倉庫については、学校や自治体、そして企業など、様々な場所にありますが、いざという時に、中のものが使えないと意味がありません。
誰が管理、点検するのかもチェックしながら、いざという時に使える、防災倉庫として活用していくべきでしょう。
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