皆さんは万が一大規模地震が発生した時のために、何か備えていることはあります?
まずは、避難グッズや非常食の用意、近くの避難所の確認など考えられると思いますが、定期的な避難訓練を行っていますか?
学校では少なくても年に1度実施していた、避難訓練も大人になるにつれ、まったく行われなくなってしまいます。ご家庭や職場でも、定期的に避難訓練をすることで、いざという時のために円滑に避難できるようにすることが必要です。
緊急地震速報を利用した訓練を実施しましょう
学校などの公共施設で、避難訓練を行ったことが皆さんもあるかと思います。
以前は、火災を想定しての避難訓練が多かったですが、現在では緊急性が高いとして地震を想定しての避難訓練が増えています。
2011年の東日本大震災から時が経ち、あの時は聞き慣れていた地震速報のアラームもめっきり聞かなくなったので、以前と同じような緊急対応が今もできるか疑問です。
緊急地震速報受信時対応行動訓練用キット
気象庁のホームページで「緊急地震速報受信時対応行動訓練用キット」が用意され、いつでも避難訓練を行えるようになっていますので、こちらの活用をお勧めします。
もちろん学校だけではなく、普段は訓練を行わないような、ご自宅や職場など様々な場所で行うことも可能です。ですが、実際の緊急速報のアラームを使用する場合には、周り誤解を与えないように配慮しましょう。
訓練後は、家族や職場内で実施した感想を話し合い、安全に避難できたか、気がついた点などを共有しましょう。また、訓練は繰り返し行うことが大切です。定期的に行うことをお勧めします。
施設などで緊急地震速報を利用する
緊急地震速報は、地震の発生直後に各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り素早く知らせる情報のことです。
速報はテレビ・ラジオなどのメディア、携帯電話、自治体の防災無線などで情報を入手することができます。その他、公共や民間の施設で館内放送で
館内放送で緊急地震速報
公共や企業の施設などで館内放送で速報を受信し、放送出来ることをご存知でしたでしょうか?
公共の施設やビルなど高層の施設ですと、速報が発表されてから避難するまで階数によっては時間がかかりますし、大人数が落ち着いて避難しなければ二次的な被害が発生する可能性もあります。
必ずしも携帯電話やラジオなどを所持している訳ではないので、大きな施設ほど館内放送による緊急地震速報の必要性があるかと思います。
また、館内放送で緊急地震速報を導入しましたら、施設内の職員や企業で、館内放送を利用して避難訓練を実施しましょう。
館内放送で緊急地震速報を利用するためには、速報を受信する受信機と、通信環境が必要になります。
受信機は一般の量販店等では販売していないので、緊急地震速報に関わる事業者団体である緊急地震速報利用者協議会にご相談ください。
緊急地震速報の館内放送での利用の詳細はこちらへ
⇒緊急地震速報を館内放送で導入することをお考えの方へ(気象庁)
大規模地震は明日発生するかもしれませんし、1年後、10年後かもしれません。ですが、避難グッズの用意や避難訓練を行うことで、つねにそれを意識して生活し、いざという時に備えが必要です。
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