子供がいる家庭の防災とは。日ごろから心がけるべきポイントを紹介!

子供がいる家庭の防災とは。日ごろから心がけるべきポイントを紹介!防災

ご存じの通り、日本は地震を始めとした、自然災害の多い国です。

大津波で、甚大な被害が出た被害日本大震災から、9年が経とうとしていますが、最近では、ゲリラ豪雨による、土砂災害も増えてきています。

いつ起こるかわからない災害に対して、自分一人であればなんとかなるかもしれませんが、お子様がいるご家庭では、その備えや、心構え、実際に災害時の行動も変わってくるでしょう。

そんなお子様がいるご家庭のために、災害が起こる前にできること、そして、災害時にはどう行動したらいいのかをまとめてみました。

大切な子供たちの命を守るためにも、大人がしなければいけないことを、確認しておきましょう。

子供と一緒に防災を考える

「もし今、震度7の地震が発生したら?」そう考えたときに、お子様がいる親であれば、「子供はどこにいるのか?」「子供と一緒にいなかった場合は?」自分のことより、子どもの安否に気持ちが動くに違いありません。

また子供は、親と一緒にいれば、「親の指示に従うだけ」という気持ちがあるでしょう。

そう考えると、子どもがいるご家庭では、万が一の時に、「お父さん(お母さん)がいるから大丈夫だよ」と、落ち着いて言ってあげることができるように、準備しておくことが大切です。

いざ災害が起きると、誰であっても多少のパニックには陥ります。

しかし、それを少しでも回避するためには、日ごろの災害への意識を高めるために、家族で話し合いをしておくことが大切です。

・外に持ち出すものは何が必要か?
・災害が起きたら、どこに集合するか?
・家の中の物は安全確保できているか?

など、災害が起きる前、いざ災害が起きたときを想定して、家族間の約束事を決めておくといいかもしれません。

災害が起こる前の備え

「災害はいつ起こるかわからない」ということを考えると、防災意識を平時から持つことは、とても大切なことです。

子どもがいるご家庭でも、防災意識を生活の中に取り入れて、子どもたちにも意識してもらうといいでしょう。

例えば、子ども部屋があるご家庭では、「高さのある家具を置かない」ということで、「室内家具転倒による圧迫死」から身を守る備えということを、知ってもらうことができます。

またその他にも、窓ガラス、テレビ、パソコン、ピアノ、水槽など、いざ、地震の時には転倒しないか、揺れを最小限に留めることができるか、などを考えて、拓き扉のストッパーを置く、飛散防止フィルムを活用するなど、いろいろな対策が可能です。

そのような対策を子供たちに教えておくことは、普段の生活から、防災への意識を持ってもらうためにも、大切なことになります。

また、家族みんなで万が一の時にどう行動するか、話し合いの場を設けることも大切です。

今では、どの市町村でも防災のためのハザードマップが、ホームページなどに掲載されています。

そのようなものを活用し、自分たちの住んでいる地域について、予測される災害は何か、避難場所はどこにあるのか、災害が起きた場合は、どこに集合するか、どの経路を通って避難場所まで行くか、など、家族同士の約束事を決めておくと安心です。

また、いざ避難となったときの、避難リュックなども備えておくといいでしょう。

子どもがいると、備えるための品物も変わってきます。

ウェットティッシュ
おしりふき
生理用品
レインコート
ビスケットや雨などの非常食
抱っこ紐
絆創膏など簡易緊急物品

このようなものは、小さな子供がいるご家庭では、プラスアルファ入れておくといいでしょう。

災害が起こったときには

阪神・淡路大震災は明け方に、東日本大震災は日中に発生と、震災はいつ起こるかわかりません。

いろいろな時間帯と、行動をイメージしておくことが大切です。

ましては、子どもがいる場合では、1人で避難する場合と比べて、注意すべき点が多くあります。

まず大切なことは、親として的確な判断をしなければいけないことです。

慌てて行動して、親がけがをすると、何か起きたときに子供を助けることはできません。

子どもと離れているときには、無理には駈け寄らず、自分の身を守り、子どもには動かないように伝えましょう。

また、地震などで揺れが大きいと、親も子供も動揺してしまいます。

大きな地震では家が歪み、ドアが開けられずに、閉じ込められてしまうこともあります。

その際は、揺れが収まってから、ドアや窓を開けて出口を確保しましょう。

そして、その後テレビやラジオ、インターネットなどで、地震の後の正しい情報を収集します。

もし、自宅に帰ることができず、避難所にて生活をしなければいけない時、気を付けることがあります。

避難所では、誰もが心身ともに、ぎりぎりの状況に置かれます。

もちろん乳幼児がいる家庭も、特別扱いはされません。

むしろ、「夜泣きがうるさい」などと、心無い言葉を掛けられることもあり得ます。

こんな時に、普段からのご近所付き合いを行い、助け合える知り合いを作っておくことが大切なポイントとなります。

また、水道がストップすると、水洗トイレは使えません。

仮設トイレは数も少なく、更に和式が多いため、小さい子供は怖がってしまいます。

あらかじめ、避難グッズの中に簡易トイレを用意しておくといいでしょう。

小さいことかもしれませんが、できるだけストレスを抱えないような、備えも大切です。

まとめ

防災に関する情報は、インターネットやテレビ報道など、様々なところから入手が可能です。

いざという時には、どうしても心配になり、動揺するでしょう。

それでも、何もしないよりは、ほんの少しでも動いてみることが大切です。

日ごろの少しずつの、情報収集がいざという時に、子どもを守るという強い気持ちに変っていくのだと思います。

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