身近な食品が非常食になる?少しの工夫で無理なく準備するコツをお伝えします!

身近な食品が非常食になる?少しの工夫で無理なく準備するコツをお伝えします!防災

近年、日本では毎年どこかの地域で大きな災害が起きています。もしもの時のために、非常食を準備することはとても大切です。

しかし、非常食の準備というと、費用や置き場所の問題などをイメージしがちではないでしょうか。

ところが、身近にある食品が、非常食として十分に代用できることも多いのです。

この記事では、普段から食べているもので非常食になるものや、少しの工夫で非常食を無理なく準備するコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

身近な食品で非常食になるものを探してみよう

「非常食」とは、災害時の備えとして用意する食品のことで、主に災害時に食べるものです。

「非常食」と聞くと、「万が一の時にだけ食べる防災用の特別な食品」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし、普段から食べている食品で、非常食としても代用できるものはたくさんあります。

日常使いしている食品が非常用としても使えるかどうか、ということについては、以下の3点がポイントになります。

 1.常温保存が可能なもの
 2.賞味期限が6ヶ月以上あるもの
 3.開けてそのまま食べられるもの、または少しの調理工程で食べられるもの

この3つのポイントを頭において、冷蔵庫や食料庫の中を見てみてください。

どの家庭にも缶詰やレトルト食品など、何か1つは非常食になるものがあると思います。 

私自身もこの機会に点検してみました。

すると、水(500ml×5本)、缶詰(さばの味噌煮、さんまの蒲焼き、シーチキン)、レトルト食品(パスタソース、カレー)のストックがあることに気づきました。

これらは、日常的に食べるために買い置きしていたもので、特に「非常食」として意識していたわけではありませんでした。

このように、普段から食べているものでも、非常食として対応できるものはたくさんあります。

ローリングストック法で非常食を無理なく準備しよう

非常食としても使えるものを探したら、非常時に必要な食事の総量をイメージして、不足する分を買い足しましょう。

非常食は最低3日分、できれば1週間分用意することが望ましいと言われています。

買い足すものは、水、アルファ米、パン、レトルト食品、缶詰など長期保存可能なものがよいでしょう。

また、ビスケット、チョコレートなどのおやつも入れておきましょう。

甘いものは幸福感を与える効果があると言われており、非常時のストレス対策にもなります。

その他にも、最近ではバラエティに富んだ非常食が販売されていますので、いくつか試してお気に入りの一品を探してみてください。

必要な量が準備ができたら、「用意した非常食を普段の食事に取り入れ、食べた分を買い足して、備蓄していく」ようにしましょう。

これを、「ローリングストック法」といいます。ローリングストック法を取り入れることには、たくさんのメリットがあります。例を挙げると、

・普段の買い物+αで非常時の備えができるので、時間や費用面での負担が少なく、ストックするスペースも最小限で済む
・賞味期限が過ぎてしまうことを防ぐ
・非常食を普段から食べることで、食べ方や味に慣れておくことができる

などがあります。非常時はストレスが溜まりやすく、食事が唯一の楽しみという状況になる可能性もあります。

また、お年寄りや赤ちゃん、食物アレルギーのある人などにとっては、非常時も普段の食事に近いものを食べられるため、とても安心できるでしょう。

ローリングストック法を実行すれば、「いつも」食べているものと、「もしも」のときに食べるもののギャップを小さくすることができるのです。

まとめ

いつも食べているものの中で、非常食の代わりになる物はたくさんあります。

ですので、非常食の準備する際は、普段の買い物+αを意識すれば、最小限の出費と保管スペースで無理なく実践することができます。

そして、備蓄している食品をローリングストックしていれば、常に災害への備えができた状態を保つことができます。

この記事を参考に、ぜひ実行してみてくださいね。

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