お菓子は非常食にもなる?その理由や選び方のポイントを紹介します!

お菓子は非常食にもなる?その理由や選び方のポイントを紹介します!防災

近年、日本では大きな災害が毎年どこかで起こるようになってきました。

災害に備えて、非常食を準備する人も増えてきていると思います。ところで、非常食といえば缶詰やレトルト食品などをイメージされることが多いと思いますが、お菓子も非常食になることをご存知でしょうか?

この記事では、お菓子が非常食になる理由や、非常食に向いているお菓子の選び方などをご紹介します。

お菓子が非常食になる理由は?

非常食というと、パックご飯、缶詰、レトルト食品、乾物などをイメージする人が多いかもしれません。

しかし、お菓子も立派な非常食になるのです。その最大の理由は、少量で手軽にカロリーを摂取できるからです。

災害時など、ストレスで食欲がないときでも口にしやすく、エネルギー補給に大変役立ちます。

また、個包装のものは手を汚さずに食べられ、かさばらずに持ち運びにも便利です。

加えて、長期保存できるものが多く、ストックしやすいこともポイントです。

さらに、甘いものはストレスを軽減させるはたらきがあるため、非常時でも気持ちにゆとりを持たせてくれます。

このような理由から、お菓子は非常食に適していると言えるのです。

非常食向けのお菓子の選び方は?

お菓子の賞味期限は、他の食料品と比べて比較的長めです。

しかし、中には賞味期限が1~3か月程度の短いものもあるので注意しましょう。

普段からお菓子を買う人は、ぜひ買い物の際にパッケージの賞味期限を意識してみてください。

普段お菓子を食べない人は、非常食専用のお菓子を買ってストックしておくとよいでしょう。

非常食用として作られたお菓子は、賞味期限が長く、製造されてから3〜5年と日持ちするものが多いです。

長期保存できる反面、値段が少し高くなりますが、非常時に得られる安心感を考えると、そう高くはないと思います。

また、子どもがいる人は、普段から食べ慣れているお菓子を選ぶことが重要なポイントです。

実は東日本大震災の時に、子どもが乾パンを食べられずに困った、ということがあったそうです。

ここで少し余談ですが、私は幼い頃、祖父が乾パンをおやつとしてよく食べており、私も分けてもらって食べていました。

今ではあの素朴な味が懐かしくなって、たまに買って食べるほどです。

しかし、最近の子どもは固くて薄味の乾パンを口にしたことがなく、災害時の不安な時にはなおさら食べることができなかった、というのも無理はありません。

特に災害時などは普段と違う環境で過ごすことになるので、食べ慣れたお菓子を選んでおくことは大切です。食事が喉を通らない時でも、慣れ親しんだ味のお菓子なら口にすることができるかもしれません。

以下に非常食としてお菓子を選ぶ際のポイントや、おすすめのお菓子とその特徴などをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

非常食としてお菓子を選ぶ際のポイント

・高カロリーのもの
・賞味期限が半年以上あるもの
・個包装のもの
・子どもが食べ慣れているもの

おすすめのお菓子とその特徴など

・チョコレート・あめ・キャラメル
 →賞味期限が1年以上のものが多い、少量で高カロリーを摂取できる
・クッキー・ビスケット
 →小麦粉でできているため主食に近い感覚で食べられる、しっとり系のビスケットは喉もかわきにくい
・せんべい
 →米でできているため主食に近い感覚で食べられる、老若男女で食べられる
・ゼリー
 →飲み物に近い感覚で食べられるため、食欲がない時にも食べやすい
・干し梅
 →クエン酸やミネラルを含み、食欲回復を促す
・ドライフルーツ
 →ビタミンや食物繊維を含み、体の調子を整える
・栄養補助食品
 →不足しがちな栄養素をバランスよく補給できる

まとめ

お菓子は、少量でカロリー摂取が可能であること、災害時のストレス緩和に役立つことなどから、非常食に適しています。

普段からお菓子を食べる人は、買い物の際に賞味期限や原材料などを意識して選んでみてください。

普段お菓子を食べない人も、各メーカーから非常食用のお菓子がたくさん販売されているので、この機会に選んでみてください。また、子どもがいる家庭では、食べ慣れた味のものをストックしておくと安心です。

主食や主菜と一緒に、ぜひお菓子も非常食として一緒に備えておきましょう。

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