保険金が下りない5つのケースとは?火災保険のキホンから紹介します

保険金が下りない5つのケースとは?火災保険のキホンから紹介します火災保険

火災保険の請求をしても、「保険がおりない!」という経験をしたことがある人は、いないでしょうか?

火災保険がおりない場合、きちんとした理由があります。

それらの多くは、「経年劣化」であることが多いようですが、その他にも考えられる理由がいくつかあります。

今回は、火災保険について、特に保険が出ないケースについて詳しく解説していきましょう。

火災保険とは?

様々な保険の種類がある中で、火災保険は損害保険の一種で、建物や家財の損害を補償する保険です。

例えば、家で出火を起こし、建物や家財を燃やしてしまった場合、経済的なダメージを受けます。

家を建て直したり、家具をそろえたりすると、かなりの費用が掛かってきます。

そのような経済的なリスクをカバーできるのが、火災保険です。

保険の対象

火災保険における保険の対象とは、補償が適用される対象を言います。

その保険の対象を、

・建物のみ
・家財のみ
・建物と家財

の3つの中から選ぶことができます。

建物は、建物本体やそれらに付属する、門、塀、物置、車庫など、建物に付帯していて動かせないものです。

家財は、家具、テレビ、冷蔵庫、洋服、カーテンなど、建物の中にあり動かせるものです。

補償内容と範囲

火災保険で大切なことは、火災保険の補償範囲です。

火災保険という名前から、火災時の補償だけに限定されているというイメージがあるかもしれません。

しかし、火災の他にも、落雷や風水災などの自然災害、もしくは盗難や破損などによる被害も、補償範囲に含まれています。

簡単に代表的な補償内容と補償範囲を確認しておきましょう。

・火災
失火やもらい火による火災の損害の補償

・落雷
落雷による損害の補償

・破裂・爆発
破裂や爆発による損害の補償

・風災・雹災・雪災
風、雹、雪などによる損害の補償

・水濡れ
・漏水などによる水濡れの損害を補償

・水災
台風や集中号による損害を補償

・盗難
盗難にともなう、窃取、損傷、汚損による損害を補償

・騒擾・集団行為等にともなう暴力行為
騒擾・集団行為等による暴力・破壊行為の損害を補償

・建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
建物外部からの物体による損害を補償

火災保険がおりない場合

火災保険について、その補償内容や補償範囲を確認しましたが、この火災保険において、保険金が支払われないケースもあります。

どのような場合に、火災保険の補償を受けることができないのか、解説をしていきましょう。

経年劣化の場合

火災保険はそもそも、不測かつ突発的に起こった損害の補償を行うものです。

ですので、損害が経年劣化によって発生したものの場合は、補償の対象外になります。

ですので、日ごろから適切なメンテナンスを行うことが、とても大切になってきます。

重大な過失の場合

火災保険の免責事項の中に、契約者や被保険者、またはその同居親族等の故意、もしくは重大な過失または、法令違反によって損害が生じた場合、というものがあります。

例えば、保険金目当てに自宅に放火した場合は、保険金が支払われません。

重大な過失というは、注意を払っていれば防げるにもかかわらず、漫然とそれを見過ごした場合に、保険金が支払われないというものです。

その判断は難しいケースが多く、重大な過失にあたるか否かは、個々のケースごとに判断されます。

地震、噴火の場合

一般的な火災保険では、地震、噴火、またはこれらによる津波による損害は、対象外になります。

地震等による損害で、補償を受けるには、オプションとして地震保険をセットする必要があります。

地震保険の対象となるのは、地震、噴火、またはこれらによる津波が原因で起きた、火災、損壊、埋没、流出などの損害です。

保険金額は、火災保険の保険金額の30%から50%の間で設定することになっています。

隙間からの吹込みの場合

窓や戸などの隙間から風や雨、砂塵などが建物内部に吹き込んだことによる損害は、補償の対象外になります。

ただ、強風で屋根瓦などが飛んできて、建物にあたって破損し、そこから雨が吹き込んで損害が発生した場合は、風災の補償となります。

吹き込みか風災の補償の対象になるか、判断がつかない場合は、保険会社の人に相談するなど、第三者に判断してもらうほうがいいでしょう。

外観上の損傷

単に外観上だけの問題で、そのものが持つ機能に支障をきたしていない場合は、補償の対象外となります。

例えば、室内で飼っているペットが、床をひっかいて傷つけてしまったという場合は、基本的に火災保険の対象とはなりません。

まとめ

火災保険の対象にならないケースは、主に経年劣化によるものが多いようですが、そもそも補償の対象にならない場合も確認しておく必要があります。

保険は、いざという時に使えないと、加入している意味がありません。

「このような場合は補償対象かな?」と感じたら、小さなことでも遠慮せず損保会社に問い合わせてみることをお勧めします。

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