過去から学ぶ!日本で発生した主な台風を検証します。

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過去から学ぶ!日本で発生した主な台風を検証します。 自然災害

日本は、夏から秋にかけて、毎年台風に見舞われます。

その大小にかかわらず、毎年どこかで被害があり、その度ごとに災害対策を練り直し、その意識も高めていっています。

そういう意味では、過去の大きな災害は、現在の私たちの生活をより安心したものにするために、必要なものだったと言えます。

過去の痛み、災害を忘れないように、日本で発生した主な台風をピックアップしましたので、検証していきましょう。

日本で発生した主な台風

毎年日本は、季節で言うと夏から秋にかけ、台風による被害を受けています。

台風は、貴重な水資源をもたらしてくれますが、その一方、大雨、突風、洪水、高潮など、様々な災害を引き起こし、私たちの暮らしや生命に、
深刻な被害を与えます。

日本で発生した主な台風を紹介しますので、そこから何を学ぶべきか、一緒に考えていけたらと思います。

枕崎台風

1945年9月、鹿児島県枕崎市付近に上陸した大型台風は、中国地方を通って、日本海から東北地方を縦断。特に、原爆の傷跡が残る広島県に、潰滅的な打撃を与えました。

枕崎市で、最低海面気圧916.1hPaを観測。当時、過去第2位の記録となりました。

最大瞬間風速は、枕崎で62.7m/s、広島で45.3m/sを観測。期間降水量では、九州、中国地方で、200mmを超えたところもありました。

その後、台風は北東に進み、九州、中国、北陸から日本海へ抜け、再上陸した東北地方を通過し、三陸沖へと抜けました。

終戦後、間もないことから、気象情報も少なく、防災体制も十分でなかったことから、各地で大きな被害が起こり、日本を占領していた米軍も同様に、占領軍が使っていた鹿屋基地では、建物が崩壊したり、軍用機も翼が折れるなどの被害が出ました。

その中でも、最大の被害を受けたのは広島県で、死者、行方不明者は、2000人以上にも上りました。

カスリーン台風

1947年9月、紀伊半島沖から北東の方向に進み、房総半島をかすめて太平洋沖に抜けました。活発な秋雨前線で、豪雨が続いているところに台風が直撃し、各所に深刻な水害がもたらされました。

9月15日時点での最低海面気圧は986.3hPa、最大瞬間風速は28.0m/sと日本に接近した時には、既に衰弱していたにもかかわらず、台風の影響で、日本付近に停滞していた前線の活動が活発化したことで、関東地方と東北地方で猛烈な雨が降ることになりました。

家屋の浸水は、384,743棟、死者、行方不明者は、1,900名を超えました。

この台風被害を教訓として、1949年に、利根川など全国10水系を対象に、「河川改訂改修計画」が策定され、多くのダムが計画されることになりました。

洞爺丸台風

1954年9月、鹿児島県に上陸した時には、まだ弱い台風でしたが、猛烈なスピードで中国地方から日本海に入って、急速に成長。北海道西方海上まで到達した時には、強い大型台風となっていました。洞爺丸を含む5雙の船が遭難する大惨事が起きました。

9月27日、稚内での最低海面気圧は961.2hPa、最大瞬間風速は55.0m/s、この台風による降水量は、九州と中国地方の一部を除き、比較的に少なかったのですが、西日本や東北、北海道の各地で、30m/s以上の暴風が吹き荒れました。

函館港から出港した洞爺丸をはじめ、5雙の青函連絡船が、暴風と高波で遭難。乗員乗客1139名が死亡しました。

また、北海道岩内町では、暴風によって3300棟が焼失する大火が発生しました。

この、洞爺丸の事故は、海難史上に残る大惨事となり、これを機に、青函トンネル事業が実現に向けて動き出しました。

伊勢湾台風

1959年9月、マリアナ諸島の東海上で発生した台風は、猛烈に発達したまま北上し、26日に和歌山県潮岬の西に上陸。本州を縦断した後、一旦は日本海に抜け、東北地方北部を通って、太平洋側に抜けました。

9月26日、尾鷲での最低海面気圧は、936.4hPa、九州から北海道にかけてのほぼ全域で、20m/sを超える暴風、この期間での最大瞬間風速は、55.3m/sを記録しています。

前日からの大雨で、伊勢湾に流入する河川が洪水を起こし、その伊勢湾に、観測史上最大規模の高潮が発生。各地の防波堤はずたずたに寸断され、名古屋市臨港部などは、長期間にわたって水没しました。

この大災害は、様々な防災対策の進展を促しました。2年後には、国や地方自治体の防災体制の基本である「災害対策基本法」が制定、伊勢湾台風が、高潮防災計画のひとつの基準となりました。

平成16年台風第23号

2004年10月、高知県土佐清水市付近に上陸し、その後大阪府南部に再上陸して、東海地方に進み、21日に、太平洋上で温帯低気圧となりました

一般的な台風より強風域が大きかったこの台風は、西南諸島から東日本にかけて、広い範囲で暴風や高波を発生させ、河川の氾濫や土砂災害など大きな被害を与えました。

10月19日、沖永良部での最低海面気圧は、949.4hPa、この期間の最大瞬間風速は、59.0m/sを記録しています。

さらに、西日本に上陸した20日には、九州から関東地方の多くで、日降水量の記録を更新しました。

この台風で最終的に死者、行方不明者が100人におよび、甚大な被害をもたらしました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

戦後から、現代まで、これほどまでの被害があった事実をご存知でしたでしょうか。

このような被害があってこそ、現在の災害対策があることを知り、これからの防災意識をさらに高めていきましょう

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